味音痴、味覚障害が原因で激辛、激甘好きになる!?味覚障害になる原因や解決策を紹介!

こんにちは。

元調理師のYotaです。

世間では「味を上手く感じ取れない」、「味覚障害」の人が増えていると聞きます。

そんなこともあって「名医のTHE太鼓判」で今、若者の間で増えている「味覚障害」について取り上げられました。

ひと昔前は味覚障害は中高年の女性に多いと言われていましたがなぜ今、若者の間で増えているのでしょうか?

激辛好き、激甘好きなど刺激の強いものを求める人が多いと言われますが、味覚障害とどういった関係があるのでしょうか。

詳しく見ていきます。

目次
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味音痴、味覚障害が原因で激辛、激甘好きになる!?

調査によると毎年、味覚障害の人は20万人以上のペースで増えているそうです。

また味覚障害者の8割近くが自覚症状ないといったデータもあります。

味覚障害者のおよそ80%が自覚がないって恐ろしいですよね。

「味音痴」や「味覚障害」になると味が分からない、分かりにくいためにより濃い味、刺激の強い味を好む傾向にあります。

そのために激辛、激甘など濃い刺激の強い味を普段から取るようになります。

味覚障害になると「味を上手く感じとれなくなる」と思いがちですが症状としては少し幅広いです。

味覚障害の症状

  • 味の感じ方が鈍くなったり、味を感じづらくなった
  • ある味(甘味、苦味、塩味など)だけがわからない
  • 口の中の一部で味を感じ取れない
  • 何も食べていない状態でも苦味や渋味などを感じる
  • 甘い食べ物が苦く感じるなど、違った味に感じてしまう
  • 何を食べても嫌いな味に感じる

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なんで味音痴や味覚障害になるの?

味音痴や味覚障害は何が原因で起きるのでしょうか。

聞いたことがある人も多いと思いますが私たちは味を舌の表面にある微小な感覚器官である「味蕾(みらい)」で感じ取ります。

食べ物を咀嚼し、唾液を通じて「味蕾」に味物質が届くことで私たちは味を感じることができています。

成人であれば「味蕾」は約5000個ほどあり加齢によって徐々に減っていくのが普通ですが、しかし最近では若い人でも「味蕾」が2,000個ほどしかない方がいるそうです。

若いのに味覚が高齢者に近いって人もいるということですね。。

本当は普通であれば若い人の方が高齢者よりも味の感覚は鋭いはずなのです。

なぜ味覚障害になるのでしょうか。

原因を見ていきましょう。

味音痴、味覚障害になる原因
  • 加齢
  • 亜鉛不足
  • 唾液不足(口腔疾患)
  • 薬の副作用
  • 心理状態からの影響

この中でも今回のように若者の間で増えている原因にあたるのは「亜鉛不足」、「唾液不足」だと言われます。

「亜鉛不足」が味音痴、味覚障害とどう関係しているの?

先ほど味を「味蕾」という感覚器官で感じていると言いましたが、「味蕾細胞」は短い周期で生まれ変わっていて約10日で入れ替わります。

そしてその「味蕾」が生まれ変わる工程で「亜鉛」がたくさん必要になるのです。

つまり亜鉛が不足状態であると「味蕾細胞」を入れ替えることができず、味を感じづらい状態になってしまうのです。

亜鉛不足を解消する食べ物を紹介

亜鉛の1日分の摂取推奨量は、成人男性で10mg、成人女性で8mgと言われています。

日本人の亜鉛平均摂取量は、男性平均8.8mg、女性平均7.2mgなので推奨量を下回っているのが現状です。

つまり半数以上の人が亜鉛不足なのです。

不足していると感じる方はこれから紹介する食べ物を積極的に取ってみてください。

亜鉛が豊富な食べ物
  1. 牡蠣
    生14.5mg/100g フライ11.9mg/100g
  2. 豚レバー
    6.9mg/100g
  3. 牛肩ロース(赤肉、生)
    5.6mg/100g
  4. 卵黄
    4.2g/100g
  5. 牛レバー
    3.8mg/100g
  6. 納豆
    1.9mg/100g

牡蠣はかなり魅力的ですが高いですよね。

牡蠣を食べるのは週に1、2回を目安にし、普段は卵や納豆、牛肉を食べるようにするといいと思います。

体内でアルコールを分解する際に亜鉛は消費されるのでお酒を飲みすぎる人は量を見直した方が良さそうです。

「唾液不足」が味音痴、味覚障害とどう関係しているの?

先ほどの説明で味を感じるには唾液を通じて「味蕾細胞」に味物質が届く必要があると言いましたが、その唾液量が少ないと味も伝わりにくくなります。

味覚障害者の方の中には唾液量は普通の人と比べ1/3程度まで分泌量が減っている人も少なくないそうです。

唾液不足になる原因
  • 加齢
  • 早食いやよく噛まないなど誤った食事習慣
  • ストレス
  • 喫煙

「唾液不足」を改善するには?

唾液はちょっとした日々の工夫で元の量に戻すこと、増やすことは可能です。

喫煙習慣がある人は量を減らすこと、禁煙することが好ましいです。

唾液を増やすコツ
  • よく噛んでゆっくり食事を取るように心がける
  • 水分を少量ずつ小まめに摂取する
  • 梅干しや柑橘系などのすっぱいものを摂取する
  • 部屋が乾燥しないよう加湿する

一人暮らしの人は要注意

家族がいる方は一人暮らしの人よりも味覚障害になりづらいと言われます。

食事に気を配ってくれる親の存在や一緒に食事を取って感想を言い合うことで、また自分が作った料理に対しての意見で自分の味覚のズレに気づくことができます。

なので一人暮らしが長い方は少し注意をして、自分の食生活を見直してみてください。

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味音痴、味覚障害になりやすい生活習慣かチェック!

こちらのチェックリストで多くチェックがついた場合は近い将来、味覚障害になってしまう可能性があります。

チェックが多くても見直す、気をつけることで予防できます!

味覚障害になりやすい生活習慣
  • お菓子やジャンクフード、アイスを毎日食べてしまう
  • 料理に唐辛子や胡椒をかけないと気が済まない
  • 毎日同じものばかり食べてしまう
  • ストレスから暴飲暴食してしまう
  • 毎日コンビニなどの加工食品を2食以上取る
  • 歯を磨く時に舌もゴシゴシ磨いてしまう
  • 清涼飲料水を毎日1リットル以上飲む

まとめ

味音痴、味覚障害者は味が分からないため、分かりにくいためより濃い刺激の強い味を好みます。

そんな生活ですと塩分や糖分を摂りすぎてしまい、生活習慣病(高血圧症、動脈硬化、糖尿病など)や肥満を引き起こしてしまいます。

今回、「味音痴、味覚障害かも?」と感じた方は普段の生活を見直すことを心がけて見てください。

味覚障害が病気に繋がることはもちろん恐ろしいですが、美味しいものを美味しいと感じれないこともかなり辛いことです。

食べ物を心から満足して食べるためにも、健康的な食生活に気をつけてみてください。

今回は以上になります。 別の記事も読んで頂けたら嬉しいです。ありがとう御座いました。

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この記事を書いた人

ダイエット食品やレトルト食品などの開発経験、調理師としてレストランやホテルで働いた経験などをもとに独自目線で世の中の気になる情報を調査しています。

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