なにそれ?
こんにちは。食品開発者のYotaです。
食品開発者になる前に調理師を5年ほどしていました。
学生時代、「辻調理師専門学校」という学校に行っており、フランスで10ヶ月ほど修行した経験があります。
美食と言えば「フランス」というほど、フランスには美味しい料理やお菓子があふれています。
今回のフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」もパン屋さん、スーパーなどに普通に売っています。
過去に料理人としてフランスに行ったのですが修業先で作るのを手伝った(手伝わされた、、)経験を思い出します。。汗
ガレット・デ・ロワは1月中に食べるお菓子!メインは1月6日!
「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」は「王様のお菓子」を意味したお菓子です。
「ガレット(galette)」は円形のお菓子、「ロワ(roi)」とは王様を意味しています。
市販品をみると王様の冠(紙製)と一緒に置いてあるのを百貨店などでみることもあると思います。
新宿タカシマヤでガレット・デ・ロワ買ってきた。残念ながらメゾンカイザーでは小さいのしか扱ってなかったけど、パティシェリアに6種類もあって、予想外に多くてどれを買うか悩んでしまった(笑)。値段的にお手頃だった横浜のパティスリー・イケダのガレット・デ・ロワを購入。 pic.twitter.com/ua97uP9sXz
— tokoya (@tokoya) January 5, 2020
1月6日の公現祭(エピファニー)というキリストの誕生を祝うために東方からやって来た3人の王(三銃士)を記念する日です。
なんと3人の王の目の前に、キリスト教が出現した日とも言われているんです。
「des Rois」のdesはde lesを短縮した形で複数形になっています。
つまり「3人の王様達のお菓子」が本当の意味になります。
ガレット・デ・ロワは1月6日の公現祭に食べるお菓子ではあるのですが、現在は1月中であれば食べる風習になっています。
つまり1月6 日〜1月末まで食べるということです。
ガレット・デ・ロワは簡単に言うと「アーモンドクリームが入ったパイ菓子」なのですが、シンプルでかなり病みつきになるお菓子です。
今思えば1月6日にフランス人の友達と大サイズ1枚食べたこともありました。汗
フェーブを使って友達と楽しめるお菓子!
「ガレット・デ・ロワ」の一番のお楽しみは、このお菓子の中に「フェーヴ」(Fève)という小さい陶器の人形が隠されていることです。
新年を祝うフランスのお菓子ガレット・デ・ロワ
切り分けたピースの中に、「フェーブ」という陶器で出来た小さな置物が入っていた人が、その年のラッキーパーソン
フランス人はこれを食べないと1年が始まらないとか
写真はそんなフェーヴの過去10数年分です pic.twitter.com/5RnJuvAQAA
— 坂本倫次 (@Noririn2001) January 4, 2020
切り分けたガレット・デ・ロワを食べて、この陶器があった人はその1日「王様(王女様)」として王冠をかぶり、皆から祝福され、この1年良いことがあると言われます。
このように王様(王女様)になれる遊びがあるので、年が開けると職場仲間や友人とガレット・デ・ロワを食べて楽しみます。
日本でも1月に百貨店やお菓子屋さんでガレット・デ・ロワは売られているので是非、家族や仲間と楽しんでみては如何でしょうか。
ガレット・デ・ロワの意味や歴史は?
キリストの誕生日は12月25日ですが、キリストの生誕を公けにしたのは、東方からやって来た「バルタザール」、「メルキオール」、「ガスパール」の3博士(学者あるいは賢者ともいわれる)です。
東方の3博士がベツレヘムに到着し、誕生したばかりのキリストに拝謁し、お祝いの品:乳香、没薬、黄金を贈り、キリストの誕生をお祝いした日を、旧典礼歴では、1月6日と定めました。
この「エピファニー」(日本語に訳すと「公現節」といいます)の祝日は、キリストが公けに現れた日ということになるのです。その後、新典礼歴では、1月2日から8日の間の日曜日に定められました。ですから、「ガレット・デ・ロワ」とは、諸王(3博士のこと)のガレットという意味なのです。
もともとキリストの誕生日(クリスマス)を祝う日なのですが、旧典礼歴(ミサ典書に基づく典礼暦)で1月6日とされたそうです。
ガレット・デ・ロワに入れる「フェーヴ」ですが直訳すると「そら豆」を意味します。
古くから、そら豆は胎児の形と似ていることから「命の誕生」を表しており、お祝い事であることからガレット・デ・ロワにも入れられました。
元々は「そら豆」を入れていたそうですが、19世紀工業化が始まり陶磁器が流行したころから陶製の人形に変わったと言われています。
ガレット・デ・ロワって太る?カロリーをチェック!
ガレット・デ・ロワってバターや砂糖、アーモンドクリームがたっぷり入っていてかなりカロリーが高いです。
サイズにもよるのですが一般的なサイズでなんと1/8切れで350kcal程度、1枚で3000kcal程度あります。
ご飯1杯が235kcalほどなので、1/8切れでご飯1.5杯分ほどのカロリーがあると言うことです。
かなりカロリーが高いので、ダイエット中には気をつけた方がいいお菓子ですね。
食べたあとはカロリーを消費すれば太りませんので、オススメのカロリー消費法をお伝えします。
ガレット・デ・ロワを食べたあとは「お風呂」でカロリー消費!
2か月で7kg以上痩せた人もいるほど「お風呂」でカロリーを消費することは可能で、今回の「ガレット・デ・ロワ」以外にも食べ過ぎてしまった場合などにオススメのカロリー消費法です。
お風呂ダイエットのやり方(高温反復法)を解説します。
この高音反復法は一回で300〜400kcal消費できると言われています。
体調に合わせて、やりすぎには注意してください。
- 事前にシャワーなどで体を軽く温める
- 1分間、胸まで姿勢を変えずにお風呂に浸かる
- 4分間、全身を湯船に漬ける
- 湯船から出て5分間休憩
この間に体を洗うなどしてOK! - 再度、3分間肩まで湯船に浸かる
- 5分間休憩する
- 40℃前後の熱めのお湯に3分浸かる
- ゆっくり水を体にかけ、全身を冷やす
※体調の悪い方、妊娠中や高血圧、貧血の方は控えて下さい
7の熱めのお湯ですが、家庭の場合は6の休憩中に湯沸かし機能で40℃前後の自分が耐えられる熱めの温度に上げて下さい。
本当は42℃が良いと言われているのですが、熱過ぎても良くないので辛くない温度にしましょう。
湯船に浸かるだけでもカロリー消費の効果は期待できるので無理をせず取り組んでみて下さい。
コメント