なんとなく調子が悪い、慢性的にイライラして気持ちが落ち着かない、肌や髪の調子が悪いなどの不調を抱えた方、意外と多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決する鍵が「味噌」にはあります。
こんにちは。食品開発者のYotaです。
コンビニやダイエット食品(低糖質食品)を開発しています。
「美味しく痩せる」をモットーに太らない食べ方を研究中です。
味噌は体にいい!健康や美容へのメリットはたくさん!
味噌は美味しいだけでなく健康に良い要素が多いです。
大豆に含まれる「イソフラボン」は女性ホルモンと似たような働きをし、肌や髪の毛を美しく保ったり、心を落ち着かせ、腸内環境を整えるので心身ともに健康的な状態にしていく効果があります。
味噌の10個のメリットを紹介!【味噌の十徳】
味噌には十の徳があると言われています。
つまり摂取することでのメリットが10個もあるよってことです。
味噌が私たちの体にどんな良い影響を与えてくれるかをまとめたものになります。
それぞれ紹介します。
1つ目の「徳」 骨を丈夫にし骨密度を高くする
「味噌」の主成分である大豆に含まれる「イソフラボン」がカルシウムの吸収を助けるので、骨を良い状態で保ちます。
老化による骨密度の低下にも効果が高いので骨折や骨粗鬆症予防に良いです。
2つ目の「徳」 記憶力の低下を防ぐ
大豆に含まれる「レシチン」は、脳内物質のアセチルコリンの原料であり記憶力の低下を抑制したり、脳内の神経回路の働きをスムーズにします。
認知症予防にも効果的なので高齢者の4人に1人が認知症にかかると言われる現代、摂取することは必須ではないでしょうか。
3つ目の「徳」 心を落ち着かせる
心を落ち着かせる高い効果のある「カルシウム」や「ビタミンB類」、「グルタミン酸」をはじめとするアミノ酸が多く含まれているので心を落ち着かせ、ストレスを防ぐ効果があります。
4つ目の「徳」 免疫力を高める
味噌は発酵することで「メソノイジン」という成分が生まれ、それが味噌の褐色の成分であるのですがその「メソノイジン」には活性酸素を抑える力があります。
上記で述べましたがガンや動脈硬化にも効果がありガン以外の三大生活習慣病の急性心筋梗塞や脳卒中予防にも効果があります。
5つ目の「徳」 胃腸の調子を整える
味噌に含まれる酵母や乳酸菌、麹菌などの微生物、アミノ酸の集合体である酵素が含まれており食べ物の消化を助けたり、腸内環境を良くするので結果として胃腸の調子が良くなります。
6つ目の「徳」 血流を良くする
味噌に含まれる「サポニン」という成分が大豆に含まれる「レシチン」、「ビタミンE」とともに血流を良くする働きをします。
血流が良くなることで体の老廃物を効率良く排出できるので不調の改善、肌や髪の状態を良くする効果も期待できます。
7つ目の「徳」 腸の働きを良くする
5つ目の「徳」と似ていますが腸の働きを良くし、排泄をスムーズにします。
腸の働きでもある食べ物の「消化、吸収」を助け、便通を良くします。
便秘は体の「老化」を早めますので若々しくいるために必要です。
8つ目の「徳」 体にとても良い薬である
上記で述べたように味噌には体に良い成分が豊富に含まれております。
日本人が健康でいるには必要な「調味料」の1つと言っても過言ではないと思います。
味噌と言ったら「味噌汁」をイメージするように私たちは子供の頃から「味噌汁」を飲んできました。
味噌以外にも野菜等が多く含まれる味噌汁は1つの器で色々な栄養素を取ることができます。
9つ目の「徳」 長寿を支える
日本人が世界的に長寿の国になれたのは「味噌」をはじめとする発酵食品の影響があるからだと思います。
心と体のバランスを整え、老化を遅らせることができる「味噌」は日本人が長く健康で生きる上で必要な「調味料」の1つと言えます。
10番目の「徳」 幸せな気持ちにする
アミノ酸が多く含まれている「味噌」、それをかつおだしや昆布だしを使って作る「味噌汁」には旨味成分が豊富で飲んだ時、思わず笑顔になります。
体だけでなく心まで美しくする効果が「味噌」にはあると思います。
「活性酸素」から体を守る効果もある!
味噌には強力な抗酸化作用があると言われ体内の細胞を傷つけ病の原因となる「活性酸素」を除去する力があります。
「放射線」にさえ効果があると言われており被ばくした際に体内で大量に発生する活性酸素を排出することがわかった為に「チェルノブイリ」の事故の際、買い求める人が多かったそうです。
「活性酸素」はガンを含むほとんどの病気に大きく関係していると言われます。
その「活性酸素」は日頃私たちの生活の中で発生する機会が多いです。
例えば、過度なストレスや紫外線、添加物、排気ガスなど環境からの影響でも発生します。
元々は身体の防御反応で発生し、体を守るための働きをするものなのですが過剰に発生してしうと正常な細胞さえも傷つけてしまい病気になりやい状態にしてしまいます。
味噌にはこういった体が良くない方向に進むのをストップさせ、改善していく効果があるので日常的に摂取していくことが好ましいです。
また酵素がたくさん含まれているので活動や代謝を整え、冷えや疲れ、肥満など不調を整えていく効果もあります。
スーパーフードと言っても過言ではないですね。
味噌は戻し潰した大豆に麹菌を加え発酵することで出来上がります。
その過程で味噌の主成分である「大豆」に含まれる約35%のタンパク質が麹菌の働きで分解され、アミノ酸に変化していきます。
その後、発酵や熟成することでタンパク質はどんどんアミノ酸に分解され「旨味成分」が増していきます。
熟成した味噌ほど美味しいのはタンパク質がアミノ酸に変化しているからなのです。
賢い味噌の選び方は?
味噌を選ぶ時のポイントで気をつけて見てもらいたい箇所がありまして、それは冷蔵保存されているもので加熱殺菌されていないものを選ぶこと、また「酒精」が含まれていないものを選ぶことです。
加熱処理や殺菌処理をしている市販の味噌には腸内環境を整える「酵母菌」や生命活動に必要な「酵素」が残念ながら死んでいます。
先ほどの「酒精」とは「エタノール」のことでアルコールです。
目的としては酵母菌が発酵して二酸化炭素を出しパッケージが膨らむのを防ぐのと酵母菌の活動を抑制し、品質を一定にする目的で添加されています。
「酒精」はだいたい製品の3%前後を目安に配合されていますが加熱によりアルコールは飛んでしまうので人体には影響はないと言えるのですがその分、酵母菌の活動は抑えられた状態になっています。
確かに無添加のものですと保管中も発酵が進むので熟成によって旨味は増していきますが、風味が徐々に変わってくること褐変します。
しかしながら酵母菌が「酒精」よって活動できない弱った状態でいるということは本来の味噌の良さを抑えていることで私たちの利便性を優先的にしているのではないでしょうか。
日頃よく利用するインスタントの味噌汁にはこう言った味噌のメリットを残念ながら望むことはできないのです。
・「生味噌」表示がされており加熱、殺菌工程を
していないものを選ぶ
・「酒精」をはじめとする添加物が含まれていないものを選ぶ
また味噌は、60℃以上になると麹菌が、酵素は48℃を境目に加熱によって死滅していきます。
このことを意識して加熱しすぎないよう味噌汁を作る際は少し冷めてきたところで加えると良いでしょう。
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