食品メーカーの商品開発の仕事が気になる方って結構少なくないのではと思います。
今回は現役で食品メーカーで商品開発職を務める私の仕事内容等について話していこうと思います。
これから食品メーカーの商品開発職に転職しようとしているかた、職選びで迷っている方の参考に少しでもなればと思います。
記事以外でもわからないところがありましたらコメントやお問い合わせ頂ければと思います。
わかる範囲でお答えさせて頂きます!
この記事はこんな方におすすめ!
- 食品メーカーの商品開発職の仕事内容が気になる
- 食品メーカーに転職を考えている
食品メーカーの商品開発職の仕事内容を解説!
[prpsay img=”https://agricole.jp/wp-content/uploads/2019/05/publicdomainq-0024633.jpg” name=””]私の1日を解説するよ![/prpsay]
食品メーカーといっても「製菓メーカー、パンメーカー原料メーカー、調味料メーカー」色々とあると思いますので私の1日は他の会社と少しずれるかもしれません。。
私が務めるのは都内にある食品中小レトルトメーカーですので一例として考えて頂ければと思います。
製品の初回製造などで1日工場に入りっぱなしの日もありますので正直色々です。
味の素さんや添加物メーカーさんのセミナーに参加したりといった勉強会に参加する日もあります。
上記以外にも基本的に商品に関わることが業務なので、深掘りするとこちらのような業務もあります。
- 資材管理(製品パウチ、ダンボールなど)
- 提案資料作り
- 価格交渉
- 食べ方提案
他部署との関わり方はどうなの?
私は商品開発部門で働いていますが、もちろん会社の一社員として他の部署と協力して業務をこなしています。
主に関わる部署はこちらです。
- 営業部
- 品質管理部
- 製造管理部
他の会社では少し変わってくる部分もあると思いますがこちらの部署と常に関わっています。
営業部との関わり方
営業部と一番関わることが多いかと思います。(会社にもよると思いますが、、)
商品を作る以上、「どこに売るのか?(卸すのか?)」、「いくらで売るのか?(売れるのか?)」、「PB案件なのか?」など末端(スーパー、ドラッグストア、コンビニなど)があるわけです。
営業部を窓口として案件をもらうことが多いので、営業部とは情報のすり合わせ密にしなくてはいけません。
商品には自社商品のNB商品、販売先が決まっているPB商品の2つがあるのですが、
どちらも営業部とコミュニケーションを取りながら商品化を進めていきます。
営業同行で商品提案、商談する時ってどんなイメージ?
営業と同行で売り先企業様に商談で伺うこともあります。
簡単にイメージを話します。
私の場合、コンビニの本部に行くこともあれば、ダイエットジム、スーパーの本部にいくことがあります。
コンビニでは「競合他社がこの商品を作っているから少し安くして似た商品作れますか?」と提案を受けたり、簡単な商品プレゼンを頼まれることがあります。
また、ダイエットジムでは糖質制限している方向けの「糖質量10g以下/食で栄養豊富な惣菜を作れますか?」と提案を受けたりします。
品質管理部との関わり方
品質管理部は俗にいう「品管(ヒンカン)」と呼ばれる部署ですが、工場の衛生管理やクレームの対処、規格書を作成、表示管理など会社を陰ながらバックアップしてくれる部署です。
規格書などで協力する部分はあったり、クレームの対処で工場の製造ラインを変更する時など一緒に取り組みます。
また試作品の検査(賞味期限の担保資料)、分析をお願いしています。
賞味期限は菌(一般生菌や耐熱生菌、土壌菌、大腸菌、カビ酵母など)が発生、増殖するかを培地を使って確認します。
また分析は商品のBrix(糖度)、塩分値、pH値、酸度などを分析します。
これが試作品が実際に製造される時の基準になります。
「商品情報が記載された書類」のことです。
製造ロット(製造数)や賞味期限、荷姿(配送形態)、原材料表示などその商品の情報が一通り確認できる書類のことです。
製造管理部との関わり方
製造管理部は工場での製造がしっかりと流れるように管理する部署です。
人員配置や原料管理、製造ラインの整備など工場の製造に関わること全てに関わってくる部署であります。
商品開発職で商品を試作する場合、会社によって違うと思いますが、
「工場で試作するケース」、「ラボ(試作室)等で試作するケース」の2つがあると思います。
どちらの場合も試作し、商品を提案する以上は「本当に製造できるのか?」を確認する必要があります。
私の場合、工場が少し遠いためラボ室で試作し提案することが多いのですが、
製造管理部と「こんなものを提案している」など頻繁に話します。
似たようなものを製造している場合はあまり話さないこともありますが、、、
特にPB商品の案件などで、先方から「御社でこういった商品は作ることができますか?」と聞かれることがよくあります。
そういった場合、商品開発職からの目線と製造管理部からの目線で判断する必要があります。
食品メーカーの開発職の大変なところや悩みは?
[prpsay img=”https://agricole.jp/wp-content/uploads/2019/05/publicdomainq-0024633.jpg” name=””]商品開発をしていて大変だと思ったことを話すね![/prpsay]
私は調理師から入っているので結構大変に感じたことはありました。
箇条書きですが紹介します。
大変だったこと
- 細かなパソコン業務ができなかった。(原価計算時、プレゼン資料作成時など)
- 添加物の使用方法がわからなかった。(今も一部しかわかりません。。)
- 試食や市場調査で太る
- 加工食品や添加物の取りすぎ?で舌が鈍る。
- 健康診断で引っかかる
試食が多いので太ってしまう人は多いと思います。
それもあってか健康診断で引っかかりました。「血糖値」です。笑
今では納豆生活をしているので改善しまいたが、気をつけたほうがいいですね。
食品メーカーの商品開発職に転職するにはどうしたらいい?
[prpsay img=”https://agricole.jp/wp-content/uploads/2019/05/publicdomainq-0024633.jpg” name=””]食品開発社になるにはどうしたらいいの?[/prpsay]
一般的に食品メーカーの商品開発職ってかなり狭き門です。
大学院卒で研究をしっかり行ってきて、応用できる人が入れるイメージです。
ただ、私のように切り口を変えれば転職することも可能です。
商品開発をする上で資格等は必要なの?
資格や経験に関しては企業によって必要な部分が違ってきます。
調味料メーカーや添加物メーカー、製菓メーカーなど大手になるほど専門性が高くなるので第二新卒や中途採用を行っていないところが多いです。
ただし、中小企業やベンチャー企業などは比較的に窓口が広いのでオススメです。
調理師の方であれば「レシピ開発、原価計算の経験」などがあるといいですね。
商品開発職の年収はどのくらい?
こちらは企業によっても異なってきますが、給料は平均年収よりも高い傾向にあります。
食品メーカー自体の年収が全体の中ほどなのですごく高いってことはないと思われます。
平均年収年収500万円以上の方が多いと聞きます。
平均年収の目安
- 20代 400〜430万円
- 30代 540〜620万円
私も400万円くらいなのであながち間違っていないと思われます。
オススメしない商品開発職の求人を解説
入ってはいけない商品開発職の求人を紹介します。
あまりオススメできない商品開発職の求人もありますので紹介します。
オススメしない求人
- コンビニ向けの商品開発の求人
- 大手の下請け会社の商品開発の求人
こちらの2つはあまり良くありません。
コンビニ向けの商品開発の求人
まずはコンビニ向けですがこれは私がやっているから特に感じます。
私の場合、コンビニが主要取引先ではないのでまだいいですが、、
専門で部隊を持って業務に取り組んでいる会社もあります。
毎週のように改善サンプルを提示するってのが普通なので気がめいってしまうのです。
特にコンビニは商品を専門で取り扱っていると早すぎるスパンからストレスで辞めてしまう人が多いために求人が常に出ているのです。
やりがいはあるかもしれませんが、地獄ですよ。
量がかなり出る分、原価計算を間違えると大赤字に繋がるので責任も重大です。
商品を開発して売り出されたと思えば、終売。
そして次の商品を一から組み立て。
コレってかなり大変ですし、残業も多いです。(給料は高いみたいですが、、病む人が多いみたい)
企業名は挙げませんが業務内容のメインがコンビニ向けの商品開発の場合は辞めたほうがいいですよ。
大手の子会社の商品開発の求人
こちらのケースは単に開発内容が狭められすぎてつまらないケースが多いように感じるからです。
親会社が向けの商品開発ってかなりシビアで価格の厳しい案件ばかりです。
カツカツな上に成果を求められるので楽しくないと感じる方も少なくないと思います。
親会社が大手だからといって安心せず、しっかりと業務内容の確認や面接時に聞いてみると良いでしょう。
実際に商品開発職に転職した私のオススメ転職サイトを紹介!
本当に食品メーカーの商品開発職って狭き門なので求人が少ないです。
過去の私はどうしても転職したかったので、良い求人を探すためにも10社以上の転職サイトに登録してましたが、、、
そこまでしなくてもいいと思います。笑
自分の気になる転職サイトに登録して求人があるかどうかをまず探してみるといいでしょう。
本題ですが、私のオススメですが「ウズキャリ 」という転職サイトです。
「食品メーカーの商品開発職に転職したいけど、ブラック企業に入って後悔したくない。」
ウズキャリはそんな方向けの転職サイトです。
完全無料ですし、転職するしないかは利用後にも選べるので登録しておいて絶対損することはないのではと思います。
- 20代の未経験転職を手厚くサポート!
- いきなり就職先を勧められない
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まとめ
食品メーカーの商品開発の仕事はやりがいのある良い仕事ですが、かなり狭き門です。
求人倍率も高いので、挑戦したいと考えている方は転職サイトに色々と登録して求人を確認することをオススメします。
現在はコロナの影響もあり、かなり求人数が減っています。
行動することから始めてみると、自分にあった求人を見つけることが出来るかもしれませんよ!
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