「テレビに出るような有名なシェフ」や「実際現場で働いているシェフってどんな性格の人が多いのだろう。」
私は調理師になるまでこんな疑問を持っていました。
7年近く飲食業界、調理の仕事をしてきたので今は答えることができますが、現場に入るまでに知りたいことの1つでした。
意外とこう思っている人も多いのではないでしょうか?
そんな「どんな性格の人がシェフになるのか?」、「料理人として成功している人はどんな特徴があるのか?」を
今回は話していきます。
どんな性格、特徴を持った人が「シェフ」に多いの?
調理師は人を感想、喜ばせられるすごくいい仕事です。
ただその反面、激務で給料が安いですし辛い経験をたくさんします。
その中でも「シェフ」になれる人は体力的にもタフであることは言うまでもありません。
調理スタッフと「シェフ」ではどんな性格、モチベーションの違いがあるのでしょうか。
ズバり「シェフ」になれる人は「料理が好き」で「自分よりも人を喜ばせたい」気持ちが人一倍強い人です。
「調理師」を目指す方のほとんどが「人を喜ばせたい」って気持ちが第一にあると思いますがそれだけでは調理師は続けられないです。
「自分の苦労を惜しまず相手に自分の料理を通じて幸せになってほしい。」
この気持ちが強い人が「シェフ」になれる人です。
私が調理の世界にいた7年間、立ち直れないほど辛い経験を何度もしましたがその中で出会った心から尊敬できるシェフや上司は絶対的にこの気持ちが強く、こだわりを持って仕事をしていました。
「お客様を第一に考える」ってすごく簡単に聞こえますが私が今まで働いてきてこれほど難しい言葉はないと思いました。
感情に流されてしまったり、妥協してしまう人って多いのですが「シェフ」はそこに関して圧倒的に他と差がありました。
厨房からお客様が見えなくても、オーダーが飛び交っていても「良いもの」を提供する気持ちがブレない人でもあります。
シェフにあるその他の特徴
他にもこちらのような特徴を持っている人が多かったです。
◆最終的なはっきりした目標がある
(お店を何歳で持つなどステップアップの明確な目標がある人)
◆料理を業務と感じない、突き詰める力が強い
(休みや労働時間が長いため、料理を仕事と感じずこだわり続けられる人です。)
◆他人と比較せず自発的に行動できる
(他人と比較せず、今の自分を中心に物事を考えられる人です)
◆自分の意見を言え、相手との妥協点を探せる
(自己主張、こだわりはかなり大切です。チームで働く上で相手との妥協点を決められ工夫できる人です。)
「シェフ」に向かない人の特徴
「シェフ」に向いていない人は当たり前にはなりますが「調理師としての気持ちが曖昧な人」です。
私もそうでしたが「諦めやすい人」であったり、何でも環境のせいにしたり、他人任せにしたりと「自分以外の何かが自分のために何かしてくれるんじゃないか。」って気持ちがあるほどこの業界は辛く感じます。
かっこ悪くても自発的に行動していくことがとても重要になるからです。
私自身も耳が痛いですが具体的にシェフに向いていない人の要素を話しますとこちらが挙げられます。
◆常に他人よりも自分が大切な人
(調理師は自分よりもお客様を優先する仕事だからです。)
◆情熱<辛い要素(労働時間、給料面)をまず考える人
(どうしても辛い要素が多いので情熱がないと難しいです。)
◆目標がなく、目の前のことに集中してしまう人
(未来に向かって自己投資できる人が大きく成長できます。)
「シェフ」に向いていない性格でも大丈夫!
「シェフ」に向いていない性格だとしても「料理が好き」、「人を喜ばせたい」気持ちが少しでもあれば良い環境に巡り会うことで「シェフ」に適した性格に変わっていきます。
働きやすい環境(労働環境や人間関係等)で働くことでスキルを付け自信や行動力が高まると結果として調理師しての厚みが付き、シェフにステップアップできるでしょう。
日々、「シェフ」になるために自分に何が足りないかを考えてひたむきに行動すれば絶対、周りから尊敬される「シェフ」になれると思います。
まとめ
今回「シェフ」の特徴や性格、「シェフ」に向かない人の特徴を話しましたが、まずは「調理師」として何がしたいのかを再度見つめ直すことが第一歩です。
良い職場や先輩、上司に巡り会い、調理師にとって大切な気持ちを養っていくことも「シェフ」になるための重要なことです。
常にアンテナを張り、業界のいろんな人と話すようにすると調理業界の中でも自分がどこに位置したいのかがわかってくると思います。
専門学校に通っている人、業界の友達がいる人はその友達を大切にして常に意見交換できる関係にいられるといいと思います。
今回は以上になります。 最後まで読んで頂きありがとう御座います。
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