えのきダイエットは痩せる!効果的で栄養豊富でオススメ!

えのきがダイエットにいいって本当?

近年の研究結果でまいたけでもしめじでもなく「えのき茸」にダイエットに効果がある成分が含まれていることがわかりました。
えのきって常に1パック100円以下で安い野菜の代表格ではありますが、そのほっそりした見た目や色の白さからどうしても疎遠になりがちな野菜の1つです。

こんにちは。食品開発者のYotaです。
普段はコンビニ向けの商品を作っていますが、糖質制限の商品などダイエット商品も作っています。

早速ですが正直、「えのき」ってパッとしない野菜ですよね。笑
実はえのきにはダイエットに効果がある成分が多く含まれていて、節約しながらダイエットできますよ!
時期によっては1パック60円なんてこともあるのでこれほど安くて痩せる手助けをしてくれる食材はないです。
またビタミンBも豊富に含まれているので美容や美髪にも効果がありです。

目次

えのきで痩せる4つの根拠って?

えのきはなんと100gあたり22kcalとかなり低カロリーです。
比べる対象にはならないかもですが、白米が100g356.1kcalなのでかなり低い数値であることがわかっていただけるのではないでしょうか。
えのきを1袋食べても1日の必須カロリーの2%にも満たしません。

三食のうち夕飯が一番カロリーが高くなりがちなので、夕飯で積極的にえのきを摂取するといいでしょう。
えのきのシャキシャキ感が脳内の満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防止します。
まずは1日1パックを目安に食べてみるといいでしょう。

カロリー以外にも、えのきにはダイエットに効果がある成分がたくさん含まれています。

ダイエットに効果がある4つの成分

  1. キノコキトサン
  2. エノキタケリノール酸
  3. 旨み成分(グルタミン酸、グアニル酸)
  4. 食物繊維

キノコキトサン

きのこ類には「キノコトキサン」という脂肪の吸収を抑える働きをする成分が含まれています。
特にえのきにはこの「キノコトキサン」がキノコ類の中で一番多く含まれており、普段の食事から摂取する脂肪の吸収を抑えつつ、腸内環境を整える働きもあるため上手く体の外に出すことができます。
食事の最初の方に食べるのがオススメで、脂質の多い脂っこいもの、肉類よりも先に食べましょう!
腸内で脂肪を包み込んで排泄する働きをします。
血中のコレステロール値が高い方にもオススメできる食材です。

エノキタケリノール酸

エノキタケリノール酸はキノコキトサンに含まれている成分で代謝をあげ、脂肪の燃焼効率を上げることで内臓脂肪を減らす働きをします。
ウエストを細くすることも期待できるので、積極的に摂取したいですね。
またエノキタケリノール酸はアドレナリン受容体に作用して最終的には脂肪分解酵素であるリパーゼに働きかけることで脂肪を分解する仕組みになっているのですが、その仕組みが運動して脂肪が燃焼する流れと似ているため、運動と同じような作用で脂肪が燃焼していると言えるのです。

グルタミン酸、グアニル酸

旨み成分であるグルタミン酸やグアニル酸のことを知っている人も多いのではないでしょうか。
グルタミン酸は昆布に含まれていることで有名ですし、グアニル酸は干し椎茸などキノコ類に含まれています。
その旨み成分がダイエットにも効果があるのです!

グルタミン酸などの旨み成分を摂取すると満腹感が持続するという結果が出ています。
お出汁の利いた料理やスープを飲むと、ホッとしますし満たされますよね。
普段は意識していませんが、今思い返してもだしの満足感からその後の空腹感が遠のいていた感じがします。
また、旨み成分には心を落ち着かせ、自律神経を整える働きをします。
「ダイエット中にストレスを感じてつい食べすぎてしまった」ってことを防ぐためにも「えのき」の旨み成分で心を落ち着かせて目標の数値まで走り抜きましょう!

食物繊維

腸内環境を整えるだけでなく、血糖値の上昇を穏やかにし、糖が脂肪になるのを抑える働きをする「食物繊維」。
その食物繊維もえのき(3.9g/100g中)には豊富に含まれています。
腸内環境が整い、代謝が上がれば勝手に痩せやすい体質になり適正体重に向かっていきます。
なんとキャベツ(1.8g/100g中)の2倍以上も含まれており、食物繊維を取るためにキャベツの千切りを食べていた方はえのきに切り替えた方が食べる量も半分で食物繊維が同量になるので結果的に楽になるはずです。

レンジでチンして簡単に食べよう

えのきがダイエットに効果があることわかっていただけたと思いますが、毎日食べるのが面倒と感じる方に朗報です!
包丁は使いますが、レンジで簡単にチンして毎日食べることが出来ますよ!!

レンジでえのきを簡単に!

  1. えのきの石づきをカットし、食べやすいカットに!
  2. 耐熱ボウルにえのきを入れ、軽く塩をして、ふんわりラップをかけて600wで1分半加熱
  3. 完成!

2の時に塩ではなく小さじ一杯の醤油や10g程度のバターやマーガリンを加えるとバター醤油風味になりより美味しく食べることが出来ますよ!

えのきの賞味期限は?食べれない状態は?

えのきは常温保存が出来ず基本的に冷蔵保存で3日が賞味期限になってきます。
日が経つにつれ、えのきから出てきた水分がパックの内側に付いてきます。
その水分の中では雑菌が繁殖し、その水分をえのきが再度吸収するので腐敗やぬめりに繋がります。

こんなしめじは食べちゃダメ!
  • 酸っぱい匂いがする
  • 表面がぬめぬめする
  • 水分を吸ってかなり柔らかく手ですぐに潰れてしまう
  • 茶色っぽくくすんでいる(変色)

えのきの賞味期限を伸ばすには?

えのきにとって水分は敵で賞味期限を短くする原因です。
購入後にパックを開け、石づきを落としペーパータオルでくるみ保存すると1週間近くもたせることが出来ます。
長期保存したい場合は「天日干し」、「冷凍」する方法があります。

えのきを「天日干し」する場合

えのきの石づきをとり、半分くらいにカットしてザルに入れ、半日程度日光の当たる場所に置き乾燥させます。
乾燥後は乾燥剤と一緒にタッパーなどに入れ、常温保存で1、2ヶ月以内を目安になるべく早く食べてください。
味が凝縮され、旨み成分であるグルタミン酸やグアニル酸を感じやすくなりますので美味しいですよ!

えのきを「冷凍」する場合(オススメ!)

天日干しと同じく石づきをとり、なるべく細かくカットして冷凍して下さい。
先ほどお伝えしたえのきに含まれるダイエットを助ける成分である「キノコキトサン」や「エノキタケリノール酸」などはえのきの硬い繊維の中に含まれています。
冷凍することで細胞壁が壊され、吸収しやすくなります。
ダイエットを考えると一度冷凍した方がいいということです。

冷凍保存は1ヶ月を目安に食べ終えてください。
冷凍の仕方にもよりますが、長期冷凍保管で水分が抜けすぎてゴミみたいになってしまいます。
使用する際も凍ったままカットしてそのまま鍋やフライパンに入れてください。
完全解凍してしまいますと、ドリップと一緒にせっかくのダイエットに効果のある成分やビタミンBが溶け出してしまいます。

えのきを生で食べるのは止めて!

えのき茸には「フラムトキシン」というえのきに含まれるタンパク質には毒があり、強心作用(動機や息切れなど)、溶血作用(赤血球を破壊する作用)があると言われます。
「フラムトキシン」についてわかっていないことも多く、よくスーパーで見る人工的に栽培された白いしめじは毒がないのでは?とも言われています。
でも、基本的にきのこ類は生で食べない方が安心です。
ちなみに野生のえのきですがこんな感じのものです。
普段のものとはかなり雰囲気が違います。

なぜスーパーのえのきは白くて細いの?

上記の野生のえのき茸を見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
普段、私たちが見るえのき茸と別のきのこのようにも感じてしまいます。
野生のえのきは秋の終わりから春先にかけて切り株から発生して成長していくのですが、よくスーパーで見る白いえのきは工場のような場所で人工的に栽培されます。

人工的に暗いところで製造されているから白くひょろっとしたえのき茸になってしまうのでしょうか?
実は人工的に作ったところ、現在の真っ白なものよりも少しくすんだクリーム色のようなしめじが誕生しました。
まだまだ野生のきのこの色素については解明されていないことが多いのですが、消費者にはこのクリーム色の受けが悪く、購買意欲を上げるようにより白く品種改良されたものが現在私たちが見るえのきなのです。

栽培の仕方ですが「おがくずや米ぬかなどが入ったプラスチック製の瓶のようなものに種菌を植え、蓋をします。
えのきの成長が進むにあたり、蓋の中で二酸化炭素の濃度が高くなっていき、瓶の上層部に酸素が溜まっている状態になります。
えのきはその酸素を何とが吸収しようと長細く成長していくため、あの細長いえのきになるのです。

まとめ

今回の記事を通じてえのきにはダイエット効果を知って頂けたら嬉しいです。
少し長くなってしまったので再度、簡単にまとめたいと思います。
えのきはかなり安く、痩せたい方にとって嬉しい食材であることは言うまでもありません。

えのきのダイエット効果
  1. 脂肪の吸収を抑え代謝を上げ、体に肉がつくのを防ぐ!
    →キノコキトサン、エノキタケリノール酸
  2. 旨み成分の効果で満腹感持続!
    →グルタミン酸、グアニル酸
  3. 腸内環境を整え、老廃物や便秘解消!
    →豊富な食物繊維

 

 

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この記事を書いた人

ダイエット食品やレトルト食品などの開発経験、調理師としてレストランやホテルで働いた経験などをもとに独自目線で世の中の気になる情報を調査しています。

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