こういった疑問に答えます。
こんにちは。食品開発者のYotaです。
コンビニ商品や低糖質商品を開発した経験があります。
「美味しく痩せる」をモットーに食べ方の研究をしています。
- 栗きんとんは高カロリーで太るので100g程度/日が好ましい
- 他のおせち料理もカロリーが高いものが多い
- 栗には美肌効果があるのでオススメ!
栗きんとんは高カロリーで太るので注意!
甘くてネットリして美味しい「栗きんとん」ですが太りやすい「おせち料理」と言えます。
まずは根拠となる「栗きんとん」のカロリーを見ていきましょう。
今回は市販でよくみる「紀文食品」の栗きんとんを見てみます。
株式会社紀文食品より引用
- 栗あん栗きんとん 232kcal
- 栗きんとん 甘さひかえめ 231.7kcal
※100gあたりのカロリーです。
栗1個あたり40g前後なので、栗きんとん100gですと栗2.5ケくらいのイメージになってきます。
ご飯の普通盛り(140g)で235kcalなので「栗きんとん」100gを食べるのは、ご飯一杯分のカロリーを摂取することと同じなのです。
カロリー制限でダイエットを始める人の多くが炭水化物を減らすなどの工夫をしますが、そのご飯以上にカロリーがあります。
栗きんとんはどのくらい食べてもいいの?
結論を言うと、100g程度/日までに抑えるのがベストです。
栗で言うと3個までになります。
太らないためにはカロリー摂取をコントロールしなければなりません。
ただでさえ正月にはお祝いごとで美味しいものが多く、「正月太り」って言葉があるくらい太りやすい魔の期間です。汗
カロリーは私たちが生活する上でのエネルギーの元であり、1日の活動エネルギー量以上にカロリーを摂取した場合太るのは多くの人が知っていると思います。
必要なカロリーは年齢や活動量(運動量)、筋肉量で異りますが、大雑把に言うと成人男性で2,700kcal、成人女性で2,100kcalが1日で必要なカロリーです。
自分の1日に必要なカロリーを知りたい方はこちらのページから無料で調べることができます。
女性の場合、おおよそ1食でとっていいカロリー目安量は700kcal前後、お菓子など間食を毎日してしまう方は量にもよりますが600kcal/食を目安にすると良いでしょう。
ご飯を普通に食べておかずも食べるって場合、普通に400kcalは超えてしまいます。
例えば、一般的な朝食でのイメージでカロリーを計算すると、、
朝食例
- ご飯普通(約140g) およそ235kcal
- 卵1個(茹で卵・目玉焼き)およそ80kcal
- サラダ小盛り(50g)およそ40kcal
- 味噌汁一杯 およそ30kcal
- 釜揚げしらす 1パック(25g×2
パック)およそ25kcal
トータル410kcal
正月は油断して食べてしまいがちなので、栗きんとんはなるべく100gまでにしておかないとカロリーの摂取量が多くなってしまいます。
普段、仕事などで日中のカロリー消費量が多い場合は良いのですが、正月休みはゆったりする人が多いので消費カロリーは普段よりも落ちるので注意です。
他のおせち料理と比べてカロリーは高いの?
気になるのは他のおせち料理ですよね。
どのくらいのカロリーがあるのか見ていきます。
- 伊達巻き 200kcal
- 黒豆 235kcal
- かまぼこ 95kcal
- 数の子 162kcal
- なます 40kcal
- 昆布巻き 94kcal
- えび 82kcal
- 小魚の佃煮 317kcal
- チキンロール 200kcal
- お雑煮 235kcal
- うどん 270kcal
※100gあたりのおおよそのカロリーです。
なますや昆布巻き、エビはカロリーが低めですが、基本的におせち、正月料理はカロリーが高めです。
栗きんとんだけでなく他のおせち料理も食べ過ぎないように気をつけましょう。
栗には美肌効果がある!
栗きんとんの元である『栗』には実は栄養が豊富に含まれて美容効果もあります。
栗にはビタミンA、B群、C、K、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれていますが、含有量が多く美容効果があるものにフォーカスして紹介したいと思います。
具体的には3つの肌に良い成分が含まれています。
栗きんとんの食べ過ぎには気をつけなくてはいけませんが、1日2、3個を目安に食べるといいでしょう。
綺麗な肌を保つ『パントテン酸(ビタミンB5)』
ビタミンB5とも呼ばれるパントテン酸ですが、皮膚や髪、粘膜の新陳代謝を助ける栄養素です。
栗には100gに1.04 mgほど含まれており、1日の摂取目安量は18歳以上の男性が5mg、18~49歳の女性で4mg、50歳以上の女性は5mgとなっていて100gでおよそ1/5日分に値します。
パントテン酸は肉類、きのこ類、乳類、魚介類、豆類などに幅広く含まれているため不足することは少なく、日本人の1日の摂取量の平均は5.50㎎と必要目安量は超えています。
過剰に摂取しても尿で排出されるので心配は少ないです。
パントテン酸は、他にも3大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)の代謝を維持し、体の循環を整える働きがあるので、活発に生活するためにも必要な栄養素です。
シミ、シワを防ぐ『葉酸(ビタミンB9)』
妊婦さんに必要なイメージの強い葉酸ですが新陳代謝を助ける働きがあるので肌を綺麗に保つ働きがあります。
また動脈硬化予防の効果もわかってきており、生活習慣病の改善にも効果が期待されます。
成人男性、女性で1日200㎍/日で妊婦さんは230μg/日が目安量です。
栗100gには74 μg含まれています。
他にも葉酸はアスパラガス、ケール、モロヘイヤ、ほうれん草、枝豆、ブロッコリーなどの緑の野菜に多く含まれています。
むくみや肌の保湿を保つ『カリウム』
余分な塩分を取り除き、むくみを解消する効果がある「カリウム」ですが、塩分による肌の乾燥を防ぐ働きもあります。
塩分が多くなりがちな私たちの食生活ですが、塩分の取り過ぎは体の細胞内のナトリウムを増加することに繋がります。
ナトリウム量を一定に保とうと、体は水分を欲し、肌細胞などの水分も消費してしまいます。
カリウムが足りていれば、余分なナトリウム排出し健康状態を保つことができますが、この状態が続けば高血圧に繋がってしまいます。
成人男性で2,500㎎/日、成人女性で2,000㎎/日が目安量です。
カリウムが不足すると脱力感、筋力低下、食欲不振、骨格筋の麻痺などを引き起こすと言われますが、日本人の平均摂取量は2,300㎎/日前後で大きく不足はしてはいない状態ですが、塩っぱいものが好きな人は摂取量を増やした方がいいです。
栗100gに420 mg含まれているので塩分の摂取量が多い人にも適した食材です。
正月太りを予防するには生活習慣を乱さないことが重要!
正月太りってしたくないですよね。
噂によると3kgほど太る人も多いとか。
原因をしって対策を考えましょう!
正月太りする原因は主にこちらの3つです。
- カロリーの摂取量が増える
- カロリーの消費量が減る
- 生活習慣の乱れから代謝が落ちる
おせち料理をはじめ正月料理はカロリーが高く、また運動量も普段よりも落ちるためカロリーが消費できずに脂肪として溜め込まれやすいです。
運動量が少なくなってしまうのは、百歩譲ってもカロリーの摂取量を増やさないことはとても大切です。
油断せずに食べ過ぎないようしっかりと注意しましょう。
また、運動せずに−3kgを食事だけで目指す方法も以前こちらの記事でまとめました。
よかったらご覧ください。
また、休みが長くなりがちなので生活習慣が乱れることも多いと思います。
睡眠時間が短くなると太りやすくなるので普段通りの時間に寝て、起きることを心に留めておきましょう。
睡眠不足と食べる量の変化に関しての調査によると、睡眠時間を短くすることで空腹感が増すこともわかっており、正月休み中の寝不足は過食に繋がることが予測されます。
寝不足の日が続いたとしても、普段通り寝ることで空腹感も戻るデータも出ているので、寝不足の日の翌日はしっかりと寝るようにしましょう。
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