「食べる量を減らしたのに太るのはなぜ?」、「ダイエットしているのに太る。」って悩んだことありませんか?
ダイエットをしたことのある人の多くが経験するこの悩み。あなただけではありません。
食事量を減らしたのに、好きなものを好きなだけ食べる生活をやめたのにって思いますよね?
実はあなたが取り組んでいるダイエット法に原因があるのではなく、あなたの体質が整っていないことが大きな原因なのです。
その大きな原因となっているのが「自律神経の乱れ」から来る「代謝の落ち」です。
「自律神経の乱れ」って至る所で聞いて「またか。。笑」って思ったかもしれません。
「自律神経の乱れ」ってわかりにくいですし、抽象的なので中々、腑に落ちないですよね。
ちょっとだけ一緒に復習しましょう。
自律神経は一言でいうと「内臓や血管などの働きをコントロールしている神経」で、私たちが普段何気なく行なっている「呼吸、食べ物の消化や吸収、体温調節、排泄など」を無意識のうちに行なってくれています。
よく聞く睡眠時などのリラックスモードである「副交感神経」と日常の活動モードである「交感神経」ですが自律神経にはこちらの2つがあり、バランスよく切り替わることで体を休め、元気に活動ができるのです。
こちらの自律神経ですが慢性的に不規則な生活を送っていると「交感神経」と「副交感神経」の切り替わりがスームーズに行われず、乱れることで体に不調として表れます。
寝不足でメンタルが不安定になり、落ち着かないのも自律神経の乱れによるものです。
例えば今までの人生でこういった体験ありませんでしょうか?
- 顔だけなど部分的に汗をかくようになる
- 寝起きの気分が悪く、疲れが取れていない
- 夏なのに体の一部(手足など)が冷える
- 突然、動機がすることがある
- 体温調節がうまく出来ない
- 胃腸の調子が悪い
- なかなか寝付けない、寝れて悪夢をよく見る
- 便秘や下痢が頻繁に起きる
- 楽しいことも、心から楽しめないことがある
- 立ちくらみやすぐに息切れをしてしまう
こちらは一例ですが、こういった症状を現在感じている、昔と比べてあるような気がする人は自律神経が乱れている可能性があります。
しかしながら、どうして自律神経が乱れると代謝が落ち、痩せにくい体になるのでしょうか?
自律神経は先ほど話した通り、「内臓や血管などの働きをコントロール」しています。
自律神経が乱れてしまうと、食べ物の消化や吸収が上手くいかず「胃腸の不調」として表れたり、血流が悪くなるので「冷え」として体に表れます。
そうなると体を動かすためのエネルギーを補給することが出来ないだけでなく、血液を通じてエネルギーを全身に上手く巡らせることも出来なくなります。
それが結果として疲れが取れない原因、慢性的なダルさに繋がり、体の脂肪が燃えない原因になるのです。
「暖炉にまき(脂肪)があるのに、炎が弱すぎる状態」をイメージしてもらえたらと思います。
なのでダイエット食などで、「まき(脂肪)」が増えるのを減らせてもそもそも燃やす力がなければ「まき(脂肪)」も増えていきますので、太ることに繋がるのです。
私は食品開発者としてコンビニ食品や低糖質商品をつくっているのですが、カロリーを気にして炭水化物を抜いてサラダとタンパク質の食生活にしたり、三食全て低カロリーで生活している人でも痩せない人は結構います。
メーカーとして「低糖質」などの付加価値をつければ消費者様は少し高い値段でも購入してくれるのですが、それはこちらの利益のためで、本当にダイエットをしようとしている人にとって良いかと言うと少し疑問に感じることもあります。
本当に痩せるためにまず取り組んで欲しいのが「代謝を上げるために、不規則な生活をなるべく整えること」です。
ここからは「脂肪が燃えにくく、溜まりやすい代謝の良くない体」を改善する方法を紹介します。
食事以外の運動、睡眠がかなり重要!?
実は食事から始めるダイエット法は挫折しやすいのです。。
今回の自律神経の乱れを改善しようとせずに、ダイエット食に手を出すために多くの人がダイエットで挫折します。
そのためには食事内容を改善するのではなく「痩せにくい体」をまずは改善する必要があります。
先に朗報をお伝えしますが代謝が上がり、痩せやすい体になっていれば食事量を変えずとも痩せることは可能です。
ダイエット食は、どちらかと言うと痩せたあとの体質維持に使うと良いのです。
まず意識して欲しいのは「運動と睡眠」です。
運動をすると血流の流れが良くなるので全身にエネルギーが行き渡るようになり、結果として代謝が上がります。
ポイントは痩せるためにするのではなく、代謝を上げるためにするということ。
なのできつい運動はする必要はないですし、血流をよくする意味で軽い運動を継続しましょう!
また睡眠ですが寝不足も最高に悪いですし、代謝の落ちに直結します。
睡眠時に体をコントロールしている「副交感神経」が働く時間が短くなるとと内臓をはじめとする体全体が休まりません。
そうなると、体の巡りも自ずと悪くなるので代謝が落ちてしまうのです。
ジムに通わなくてOK!
代謝を上げるには軽い運動を続けることが大切と伝えましたが、、、「ジムに行った方が良いのかな?」と思った人もいるのではないでしょうか。
「ジムに行かなくて大丈夫です!!」
「ジムに通っても休みの日にまとまって運動しようと頑張ってしまい、しばらくいいやってこと多いです。」
普段のちょっとした意識だけで全然、痩せることは可能ですので、なるべくお金をかけずに痩せましょう!
ハードな運動なんてしなくても「活動量」を増やすこと、継続することができれば嫌でも勝手にダイエットに繋がります。
そこでまず誰でもすぐできる方法として「姿勢良く歩くこと」を意識しましょう。
「ダイエットの為に運動をしている」って熱を入れて頑張ると、どうしても挫折しやすくなります。
なので通勤中に歩く、夕飯の買い物に歩くなど歩く癖をつけるように心がけて見てください。
普段から無意識に勝手に運動している状態にすることがメンタル的にもすごくいいですし、いつのまにか痩せられている方が良くないですか?
目安としては1日姿勢良く7000歩です。
7,000歩きっちり意識しなくても、自転車をやめて歩くようにするなどで構いません。
歩く習慣がついた後で「体が軽くなった」、「便秘が解消した」、「寝起きがスッキリするようになった」と感じた方は痩せる兆しです。
どんな人でも継続することで痩せることは出来るので、簡単な習慣として日常に落とし込みましょう!
最低6時間の睡眠!(理想は6.5〜7.5時間)
先ほどお伝えした通り、睡眠不足はかなり代謝を落とすことに繋がります。
慢性的に睡眠不足の生活を続けているとその状態が普通になってしまって、「眠くても大丈夫!」と睡眠を軽視しがちです。
最低でも1日6時間、6.5〜7.5時間の睡眠が理想です。
余談ですが、たっぷり寝ればいいわけではなくて7時間前後の睡眠が一番死亡率が低く、健康的に生活できるとの研究結果が出ています。
寝不足が習慣になると、さらに自律神経が乱れるので上手くリラックス出来ないため、日常で不安を覚えることが増え、また就寝時はどんどん寝れない体質になるため悪循環に陥ってしまいます。
そして睡眠不足は代謝を落とすだけでなく、脂肪の燃焼を悪くするだけでなく「グレリン」という食欲増進を促すホルモンを増加させます。
つまり睡眠不足は「痩せにくい体」、「食欲増進」の2つを招き、ダイエットの足を引っ張る原因を作り出すのです。
- 寝る時間の30分前に布団に入る
- 真っ暗にして寝る
- シャワーやお風呂でしっかり温まる
- 寝る以外はベットの上にいない
- スマホの用事は入浴前になるべく済ませる
- 温かいカモミールを飲む
ダイエット食を始めたら気にすることは1つ!
先ほどの運動と睡眠を心がけたら、いよいよダイエット食を取りましょう。
炭水化物を過剰に取りすぎず、食物繊維やビタミンが多く取れる野菜を中心にバランスよく食事を取ることを意識していれば、基本的に自分にあったダイエット法で大丈夫です。
どんなダイエット食を始めてもすぐにすぐは効果がでないのが普通ですが、運動と睡眠のベースが出来ていれば早くて2週間以内に効果を感じられるでしょう。
体の細胞が完全に入れ替わるのに3〜4ヶ月かかるため、希望を言えばダイエット食を4ヶ月継続して欲しいです。
そのダイエット食が自分にあっているかどうかですが「便秘が解消し、快便」でしたらあなたに合っていると言うことです。
実は便秘であることも代謝を落とすことにしっかり繋がっています。
快便であるということは腸内環境が良いだけでなく、栄養をしっかり吸収出来ていることを表します。
腸内環境が悪いと悪玉菌が優勢になり、食べ物が腸内で腐ることで毒素が溜まり、その毒素は脂肪として蓄えられます。
ダイエット食が合っているかの基準は「痩せているか?」ではなく「便秘ではないか?調子が良いか?」をまずチェックしてください。
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