2019年のボジョレーヌーボーの賞味期限の目安は3ヶ月!

とあるネコ
ボジョレーヌーボーって長期保管OKなの?

毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレーヌーボー」、今年は11月21日(木)から店頭に売り出されます。
毎年この時期を楽しみにしている人も多いと思います。

ボジョレーヌーボーを飲むに当たって疑問に思うことが、
「ボジョレーヌーボーはいつまで保管できるのかな?」
「ボジョレーヌーボーの賞味期限はあるのかな?」

こいった疑問を持つ人も多いと思います。

結論から言いますと『ボジョレーヌーボーはその年中に飲むのがベストで、長期保存には全く向いていない』です。
簡単に説明するとボジョレーヌーボーは一般的な赤ワインと製法が違っており、出来上がった時点が一番美味しいように作られています。
つまり、保管期間が延びるだけ風味が落ちていき、酸化して味気ないワインになるのです。

目次

なぜボジョレーヌーボーは長期保存でまずくなるの?

赤ワインって長期保管して美味しくなるイメージを持っていないですか?
私もどんな赤ワインでも長期保管して熟成すればメチャクチャ美味しくなると思ってハウスワインを長期保管してかなりマズくしました。笑

実は赤ワインには長期熟成に向くタイプと向かないタイプがあります。
何が違うのでしょうか?

製法の違いもあるのですが、一番見るべきポイントは『タンニンの量』にあります。
赤ワインと白ワイン飲み比べてみるとわかるように赤ワインの方が渋みが強いですよね?
その渋みはぶどうの皮や種子に含まれる渋み成分の元でありポリュフェノールの一種である『タンニン』から来ています。

一般的なワインは種子と皮と果肉全てを粉砕させ、『タンニン』が抽出されやすい方法で製造されているのに対して、早飲みタイプである「ボジョレーヌーボー」はマセラシオン・カルボニック法(MC法)と呼ばれる最初に粉砕しない、ぶどうのみの重さで潰すことで発酵を進めさせる方法を取っています。

発酵が進んだ後に種や皮も一緒に粉砕するのですが、熟成の段階でタンニンが一般的な製法のものと比較して抽出されにくいため渋みの少ない、フルーティーさが出たワインが出来上がるのです。
ボジョレーヌーボーのぶどうの品種である『ガメイ』も比較的タンニンが少ない品種と言うのもあって、長期熟成に向いていない品種は早飲みタイプのワインになることが多いです。

タンニンが多いワインは酸化しにくいメリットがありながら熟成することによって、タンニンが分解されてまろやかで風味高いワインになっていく特徴があります。
逆にタンニンが多い高級ワインなどは出来立てはタンニンが強すぎて、熟成後の美味しさとはかけ離れているのです。

ボジョレーヌーボーはタンニンの量が少なく、どうしても酸化しやすい特徴があります。
ボジョレーヌーボーの一番の美味しさである「フルーティーさ、ぶどうの若々しさ」は保管期間が延びるだけ酸化による風味落ちの影響を受けるので美味しくなくなるのは当然なのです。
可能であれば年内いっぱい、延ばしても半年以内に飲みきるようにしましょう。

開封後の保存方法は?

ワインの適した保存環境は12〜15℃で湿度70%前後と言われます。
ボジョレーヌーボーが飲みきれなくて保存する場合は冷蔵庫の野菜室に入れてください。
野菜室は温度が5〜8℃前後、湿度が50%前後と、冷蔵室よりも湿度や温度が少し高くワインの保存に適しています。
温度が下がりすぎないよう新聞紙を回りに巻くのもオススメです。
保存後はなるべく早め、可能であれば1週間以内に飲みきると良いでしょう。

どうしてもボジョレーヌーボーが余ってしまう場合は?

飲み残しのボジョレーヌーボーを飲もうと思っていてもいつの間にか日が経ってしまって、余計に飲みづらくなってしまったってこともあると思います。
そういった場合は料理やちょい足しして消費することをオススメします。

料理に使う場合

料理として使う場合はカレーやビーフシチュー、ハヤシライス、ミートソースなどの肉系の煮込み料理に使うことでコクが出ます。
ポイントは『1/5くらいまで煮詰める』ことが大切です。
詰めすぎてしまうとタンニンの苦味が目立ってしまいます。
一般的なワインはボジョレーヌーボーなどの早飲みワインよりもタンニンの量が多いので1/10くらいが良いです。
ボジョレーヌーボーなど早飲みワインの場合はもう少し詰めてあげないと、ワインのコクが表に出にくいです。詰めた後ですが煮込み料理の最後に少し入れるてみてください!
目安量としては料理にもよりますが2人前量に対して20〜30cc入れてみてください。

こういった煮込み料理もオススメです!

簡単におしゃれな本格サングリア!!

余ってしまったボジョレーヌーボーをおしゃれに『サングリア』として飲むことも良いですよ〜!
ぜひチャレンジしてください。
もちろんボジョレーヌーボー以外の余った赤ワインでも作れますので自己流にアレンジして楽しんで下さい!

簡単本格サングリアの作り方

■材料
・ボジョレーヌーボー 500ml
・ミックスフルーツ缶詰 1缶
・オレンジジュース 100ml
・シナモンスティック(あれば) 1本[
・三温糖 10g

■作り方
ミックスフルーツをザルに開け、容器に入れる。
オレンジジュースをレンジで軽く温め、三温糖を入れ溶かす。
容器に三温糖を溶かしたオレンジジュース、シナモンスティック、
ボジョレーヌーボーを入れ一晩寝かして完成!

※お好みでカットフルーツを入れてみてください。
シナモンスティックを入れるとグッと本格感が出ます。
また三温糖を使うことでボジョレーに不足している味の深みを補うことができます。
なければ上白糖やコーヒーシロップでも構いません。

 

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この記事を書いた人

ダイエット食品やレトルト食品などの開発経験、調理師としてレストランやホテルで働いた経験などをもとに独自目線で世の中の気になる情報を調査しています。

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