「激辛」って今では馴染みのある言葉ですよね。
色々なメーカーが激辛商品を出していたり、「蒙古タンメン中本」さんのように激辛を謳ってメニュー展開しているお店も少なくないです。
激辛って刺激が強くてデメリットとしては「胃痛」や「胃炎」を引き起こすこともあるのですが、どんなメリットや効果があるのでしょうか。
今回はその辺りを調べてみました。
激辛を取ることでのメリットは意外と多い?
激辛って刺激が強いだけって思いがちですが激辛な食べ物を取ることでのメリットは意外と多いです。
もちろん激辛でなく辛めの食べ物でも大丈夫です。。
- 血流が良くなり代謝が良くなる
- 冷え性改善
- 疲労回復
- 食欲増進
- 美肌、ダイエット効果
基本的に激辛を食べることで新陳代謝が良くなります。
辛いものが苦手ではなかったら、時々食べのは良さそうです。
血流が良くなり代謝が良くなる
辛さの元である唐辛子に多く含まれる「カプサイシン」には、代謝機能を改善し血流を良くするので体全体を温める効果があります。
代謝機能の衰えは様々な病気や不調に繋がります。
また高血圧、血中コレステロールを低下させる効果があることがわかってきています。
食事に辛いものを取り入れることは健康にも良いことと言えるでしょう。
冷え性改善
冷え性の原因はストレスや生活習慣の乱れなどからくるホルモンバランスの乱れや筋肉量の不足も原因ですが、「代謝の低下」や「血液の循環の悪さ」も大きな原因です。
血流が悪くなると流れや血液が滞るので、不足している部分が冷えるようになります。
どうしても足先や手先など末端の部分は毛細血管が特に張り巡らされていて、血液循環の低下によって冷えやすい部分でもあります。
激辛を食べることで代謝が上がり、血流改善が見込めるので「冷え性改善」も望むことができます。
慢性的に冷えの症状を感じている人は定期的に少量から摂取していくことをオススメします。
また貧血、低血圧など血管や血流不足が関係している疾患がある人にも効果があると言えます。
疲労回復
カプサイシンの働きによって代謝が上がるので体の老廃物質が効率よく排出され、また血流が良くなるので体の隅々に血液を通じて栄養や酸素が運ばれるようになるので疲れが取れやすくなります。
疲れが溜まっている人など気分を変えたいときなど適量摂取することは良いと言えます。
食欲増進
激辛を食べることで消化器に刺激を与え、消化器系が活発に働くようになります。
食欲がない人でも激辛を食べることで空腹を感じやすくなる、食べ続けたいといった気持ちが生まれてきます。
何事も適量ですが夏バテで食欲がない時に辛いものが良いというのは間違っていないです。
美肌、ダイエット効果
カプサイシンの摂取により新陳代謝が上げれば必然的に細胞の生まれ変わりも効率良く行われるようになります。
そうなると肌のターンオーバーサイクルも整うので肌のツヤや質も良くなります。
体の毒素や老廃物も排出されるようになるので身体の内側から美肌が作られやすい環境になっていくのです。
ダイエットにも効果的で代謝が良くなることは、熱が生じやすくなるということなのでカロリーの燃焼も活発になります。
つまり消費カロリー以上、カロリーを摂取してしまう人は余ったカロリーが脂肪になってしまうのですが、激辛を食べることで代謝が上がり消費カロリーが上がるので同じような食生活をしている人でも激辛、辛いものを食べている人の方が脂肪が付きにくいと言えます。
自分に合うダイエット食がある人は+αで激辛、辛いものを少量食べると良いでしょう。
カプサイシンですが食後や食事の最後の方で取るとより効果的で、より多くのカロリーを消費しやすいそうです。
ダイエットだけでなく便秘にも効果があることがわかってきており、腸内環境を悪化させる原因である「LDL(悪玉)コレステロール」を減らす働きがあります。
もちろん腸内環境を整える働きをする「HDL(善玉)コレステロール」には影響はなく、それ以外にも血管の壁に付いたコレステロールを薄くする働きもあることがわかってきています。
激辛を取る上での適量は?注意点は?
激辛を取ることでのメリットが多いことわかって頂けたと思いますが何事も適量が大切です!!
辛いもの、カプサイシンの適量ってすごく曖昧だと言われています。
日本人はもともと昔から辛いものを食べてきた民族ではないので外国人と比べ辛さに弱いと言われ、また個人が耐えられる辛さの上限や体への影響は個人差が大きいです。
普段から食習慣として辛いものを食べ続けると刺激に慣れていくので適量よりも多く摂取してしまう人も少なくないです。
食べた後にこちらの症状が出た方は適量よりも摂取している可能性が高いのでチェックしてみてください。
- 下痢をする
- 胃炎や胃痛を感じる
- 息切れを感じる
もちろん体の調子が悪いとき、胃が痛い時は控えるようにしましょう。
また特に小学生以下の子どもには食べさせないように注意してください。
下痢をする
カプサイシンを過剰に摂取すると、胃腸の粘膜を傷つけることに繋がります。
そうなると消化不良を引き起こすので下痢になってしまいます。
下痢になるだけでなく、食べ物の栄養分をうまく吸収できないことでもあるので、激辛は適量を心がけましょう。
胃炎や胃痛を感じる
先ほどの下痢と同じですが過剰摂取で胃酸が大量に分泌されると胃粘膜を荒らすので急性胃炎や胃痛に繋がります。
適量であれば食欲が増進され、胃の働きが活発になるので、摂取した栄養素が効率よく吸収されやすくなりますが胃炎や胃痛を感じた場合は日々の摂取量を減らして自分にあった適量を探してみてください。
息切れを感じる
カプサイシンを適量を超えて摂取すると脳でアドレナリンを大量に分泌します。
その結果、血圧や心拍数が上がるので必然的に心臓に負担がかかってしまいます。
そうなることで酸素不足に陥りやすくなり、息切れや最悪の場合、呼吸困難に繋がりますので食べ過ぎは控えてください。
少量でも食べたら胃が痛くなってしまう人は?
激辛をちょっと食べただけでも胃痛を感じたり、下痢をしてしまう人はいます。
私もどちらかというとそうなのですが、そういった方は食べないのが一番です。笑
しかし、激辛にはメリットも多いので食べたいですよね!!
そんな方は激辛を食べる前にこちらのどちらかを摂取してみてください!
- 乳飲料、コーヒー
- 食物繊維
乳製品が激辛を和らげる?
どうしても激辛が胃腸に響いてしまう方は乳飲料またはコーヒーを事前に取ってください。
乳飲料は牛乳でもヨーグルトドリンクでも構いませんが先に摂取することで胃に膜を張るので胃腸へのダメージを抑える働きがあります。
意外とコーヒーも辛さを緩和させる効果があり、「月曜から夜ふかし」でも取り上げられました。
コーヒーのポリュフェノールが辛み成分を分解し、食べた時の痛みや胃腸への影響を和らげる働きがあるそうです。
両方を合わせたアイスカフェオレも良いですね。
食物繊維も激辛にいい!
食物繊維自体が辛さを抑える訳ではないのですが、事前に食べることで特に胃を保護してくれます。
食物繊維、特にごぼうや大豆に含まれる不溶性食物繊維は消化しづらく、ゆっくり消化されます。
胃の滞在時間が必然的に長くなるため、激辛が胃へ与えるダメージを和らげてくれます。
激辛の前にサラダを事前に食べておくなどすると良いですね。
激辛好きなあなたは味覚障害かも?
激辛好きの方は味覚障害の可能性があります。
刺激の強い濃い味を味覚障害の人は好む傾向が強く、意外と自分では気づいていない人も多いのです。
味覚障害を発症する人は年々増加傾向にあり、家族や周りと比べ味付けや刺激の強い食べ物を好む人はこちらを読んでみてください。
辛いものが好きな人も適量を守ることで、上手く付き合っていくことができるはずです。
今回は以上になります。 別の記事も読んで頂けたら嬉しいです。ありがとう御座いました。
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