日本コカ・コーラが販売戦略を見直し、関東の一部のスーパーやドラックストアで販売を終了します。
対象の関東の地域は「東京・千葉・埼玉・神奈川」の一都三県です。
コカコーラをよく飲む方、好きな方には驚くニュースですよね。
ニュースのタイトルを見た時に売れ行きが悪いのかと思ってしまったのですが、、さすがにコーラにかぎってそんなことないですよね。。
今回の500mlサイズの終売のねらいは少子高齢化が進んだ現代にあった販売戦略をするためだったのです。
若いユーザーならいいのですがコーラのファンも高齢化しており、年をとった単独世帯のユーザーにとっては500mlは炭酸が抜ける前に飲みきるのは難しく、逆に二人世帯では少ない量であるのです。
今回の販売促進は500mlの販売を取りやめ350ml,700mlが新たに導入されます。
私は20代で東京にいるので特にかもしれないですが世間で良く言う「高齢化」を心から実感することってあまりなかったのですが、大手がこういった戦略を始めるのは本当に高齢化が進んでいる証拠だなと納得してしまいました。
仕事でも老人ホームの業務用惣菜や老人向けの宅配惣菜の開発の仕事を頂くことも増えています。
他の業界でもこういった今までのサイズから現代向けのサイズに変更する流れは加速することが予想されます。
コカコーラの関東の一部での今回の販売促進が上手くいき、売り上げが上がれば関西や東北など他の地域にも順々に広がるはずです。
ニュースに関してこちらの動画でも確認頂けます。
500ml以外のサイズは影響ある?新たなサイズの価格は?
500ml以外のサイズには影響はありません。
500mlサイズのみ「東京・千葉・埼玉・神奈川」のスーパーやドラックストアで販売を終了し、新た「350ml,700ml」の2サイズが追加されます。
価格はどうなるのでしょうか?
スーパーやドラックストアによってコーラの価格は微妙に異なるのですが、メーカーの希望小売価格(コカコーラのお店での希望販売価格)は500mlで140円、350mlは120円、700mlは195円と公表されています。
こちらの3つのサイズどれがお得なのでしょうか?
ユニットプライス(1mlあたりの価格)を調べてみました。
※コカコーラの希望小売価格で計算、小数点第4位を四捨五入しています。
350mlサイズ | 500mlサイズ | 700mlサイズ |
0.343円/ml | 0.28ml/円 | 0.279円/ml |
容量が増えれば、ユニットプライスが安くなることから大きいサイズになる程お得になることがわかります。
ただお得だけ考えて大きいサイズを買うと飲みきれなく、炭酸が抜けてしまうので自分に合った量が一番ですね。
個人的には炭酸が抜けたコーラの方が好きですが。笑
コンビニや自販機の500mlはどうなるの?
コンビニや自販機ではそのまま500mlは販売されていく予定です。
コンビニや自販機のユーザーは購入後すぐに飲むことが多いため継続して500mlは売られます。
ただしコンビニのユーザーの高齢化も著しく、近年スーパーよりもサイズがコンパクトで無駄に歩くことが少なく、必要なものが最低限売っているコンビニが支持されています。
あまり気づかないかもしれませんがコンビニの惣菜系も若者ではなく高齢者を意識したラインナップになりつつあります。
そういったこともあり、もしかしたらコンビニでも今後サイズ変更があるかもです。
コーラは体に悪いの?骨を溶かすの?
コーラなどの炭酸飲料は体に悪いと言いますが本当なのでしょうか。
また骨を溶かすと子供の頃に脅かされた経験があるのですが真相はどうなのでしょうか。
実はコーラなど糖分がたくさんふくまれた飲料を摂取する習慣が付いている人はそうでない人と比べ「糖尿病」になるリスクがグッと高まることがわかっています。
コーラ100mlあたり11.3gの糖分が含まれています。
500mlを1日一本飲むだけで56.5gの糖分を摂取することになりますね。
WHO(世界保健機関)では砂糖の摂取量を1日の総摂取カロリーの5%未満にするよう勧めており、およそ砂糖25g/日が好ましいと言われています。
500mlのコーラを飲むだけでおよそ2日分の糖分を摂取することになります。
高校時代、毎日500mlのコーラとファミチキを食べていたのですがWHO的には完全にアウトな生活ですね。。
他にも三ツ矢サイダー(500mlにおよそ55gの糖分)など多くの炭酸飲料には糖分がたくさん含まれています。
基本的に炭酸飲料500mlペットボトルにおよそ2日分の糖分が含まれていると考えていいと思います。
イギリスのケンブリッジ大学の研究結果によると炭酸飲料水と糖尿病は深く繋がっており、1日1杯の炭酸飲料を撮り続けることで22%も糖尿病のリスクが高まるとされています。
「それならコカコーラゼロを飲めばいいじゃん!」と思った方も多いと思います。
確かにコカコーラゼロは糖分ゼロですが、砂糖の代わりに人工甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)が多く含まれます。
人工甘味料については一応、動物実験等で一生摂取しても問題ない量の1日分を人間に換算し、その1日量の1/100以下になるように添加されています。
比較的に安全なのですが人工甘味料は脳や肝臓に影響を与えたえる可能性があるため、進んで摂取すべきものではありません。
炭酸飲料が好きで糖分を気にする方はゼロカロリーの方がいいですが、、ほどほどに楽しむことが一番ではないでしょうか?
コーラは骨を溶かすの?
コーラが骨を溶かすといった明確な根拠はまだ見つかっていません。
研究結果によるとコーラなどの炭酸飲料の摂取量と骨密度の低下には直接的な関係性はほとんどないとのことです。
ただし炭酸飲料を日々摂取する習慣がある方の多くは食生活が乱れているケースが多く、骨密度に関係あるカルシウムをはじめとする栄養素の摂取量が不足していることが多いため、その生活を続けることで骨がもろくなりやすいのです。
毎日は難しいですが野菜とタンパク質中心のバランスの良い食事を心がけつつ、たまにコーラを楽しむ流れが一番ベストです。
今回は以上になります。 ありがとう御座いました。
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