まいどおおきに食堂が閉店ラッシュ?閉店理由や100店舗以上減ってしまった背景とは

今回ですがまいどおおきに食堂の店舗が減ってしまった理由について調査しました。

目次

まいどおおきに食堂とは

まいどおおきに食堂は、日本全国に展開する大衆食堂チェーンです。1988年に第一号店(森町食堂)をオープンして以来、その親しみやすい雰囲気と手頃な価格で、幅広い層の顧客に支持されてきました。

和食を中心に主菜・副菜・ご飯にお味噌汁と約60種類から選び放題で自分の食べたい定食に仕上げることが可能です。

玉子焼きとさば塩焼きが絶品だと特に評価されていますね。

店舗では、カフェテリア形式を取り入れ、客が自分の好みに合わせて食事を選ぶことができるシステムが特徴です。

また、店舗は関西地区に多く、全国各地にもフランチャイズ店を展開しています。

まいどおおきに食堂の閉店理由は?撤退が多いのはなぜ?

理由1:デリバリー対応に遅れた

まいどおおきに食堂が直面した主な問題の一つは、デリバリーサービスの対応が遅れたことです。(現在はテイクアウト可能です。)

飲食業界では、特に2020年以降、デリバリーの需要が急激に高まりました。

多くのレストランがこの新しい需要に迅速に応えてサービスを拡大しましたが、まいどおおきに食堂はこの波に乗るのに遅れをとりました。

この遅れの一因は、まいどおおきに食堂の特徴的なサービススタイルにあります。

客が一品ずつ料理を選ぶカフェテリア形式は、店内での飲食体験に最適化されていて、デリバリーやテイクアウトには不向きでした。

また、提供されるお弁当メニューも、他のデリバリー専門の飲食店と比べて目立った特徴がなく、消費者に選ばれることが難しかったようです。

2020年4月には一部の店舗でデリバリーサービスを開始しましたが、既に競争が激化していた市場では後れを取ってしまい、十分な集客効果を得ることができませんでした。

このように、デリバリー対応の遅れは、まいどおおきに食堂の業績悪化に大きく影響しましたね。

理由2:集客に苦戦

また、新しい顧客層の獲得と既存顧客の維持に苦戦したことも閉店の理由の一つです。

特に若年層の顧客の動向が変化し、従来の店舗形態やメニューが彼らのニーズに合わなくなったことが影響しました。

マルチロケーション戦略」が仇に… 「都市部店舗の客離れ」について、まいどおおきに食堂は「マルチロケーション戦略」をとっており、ロードサイドから都市部までターゲットを絞らずに出店しています。

コロナ禍ではロードサイドの飲食チェーンが好調だった一方、都市型のチェーンは業績が大幅に悪化しました。

まいどおおきに食堂についても都市部の店舗が足を引っ張ったと考えられます。

「串家物語」は消費者による外出自粛や、商業施設の休業が影響し業績が悪化しました。

その他の居酒屋チェーンなどは他社同様、宴会自粛によって売上が落ち込んだと考えられます。

理由3:原料の高騰

まいどおおきに食堂に限った話ではないのですが飲食店全体に影響を与えた大きな要因の一つに、食材コストの高騰があります。

近年、世界的な市場の変動や輸送コストの増加により、食材の価格は着実に上昇しています。

この原料価格の上昇は、利益率の低下を引き起こしました。

特に、価格競争が激しい食堂業界では、原材料費の増加は運営に大きな影響を及ぼします。

利益を確保するためには価格を上げる必要がありますが、これが顧客離れを招くリスクもありますね。

まいどおおきに食堂にとって、原料高騰は経営上の大きな課題となったのです。

理由4:人手不足

まいどおおきに食堂では、日本全国で深刻化している人手不足が大きな問題となりました。

特に料理人や店舗スタッフの確保が困難になり、これはサービス品質の維持や新規店舗の展開に大きな影響を与えました。

飲食業界全体が人材不足に直面している中、特に経験豊富なスタッフの確保が難しく、これが経営にも影響を及ぼすようになりました。

新しいスタッフの採用と研修にも時間とコストがかかるため、人手不足はまいどおおきに食堂の運営に深刻な影響を及ぼしたのですね。

まいどおおきに食堂は閉店ラッシュなの?店舗数の動向

まいどおおきに食堂は、近年多くの店舗を閉店していますが、一方で新しい店舗戦略を展開しています。

2007年には全国に579店舗を展開していましたが、2023年現在では324店舗に減少しています。

この減少は、デリバリー対応の遅れ、集客の苦戦、原料高騰、人手不足などの理由に加え、消費者の嗜好変化や競争の激化も影響しています。

しかし、ブランドの認知度と人気は保たれており、新規出店や業態転換など柔軟な対応を取り入れることで、今後の展開には期待が持てる状況です。

まいどおおきに食堂の閉店を悲しむ声は多い

まいどおおきに食堂の閉店に対して、地域の住民や常連客から多くの惜しむ声が上がっています。

これらの店舗は、地域コミュニティの重要な一部として機能しており、その閉店は多くの人にとって大きな損失となりました。

手頃な価格で提供される質の高い食事は、経済的にアクセスしやすい点としても高く評価されていました。

これらの反応は、まいどおおきに食堂がどれだけ多くの人々にとって重要な存在であったかを示しています。

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この記事を書いた人

ダイエット食品やレトルト食品などの開発経験、調理師としてレストランやホテルで働いた経験などをもとに独自目線で世の中の気になる情報を調査しています。

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