こんにちは。
食品開発者のYotaです。
今回は「マーケティング」に関して話していきます。
今まで調理師をしていたので「マーケティング」とはほぼ無関係でした。
業務で少しメニュー開発をしましたがそれくらいかと。
しかし、現在の「商品開発」の仕事に就いて「マーケティング」の大切さをつくづく感じます。
マーケティングとは
マーケティングとはなんぞと思う方もいるかと思うのでまず簡単に一言で言うと「市場を創造すること」になります。
現在ある市場に対して新たな切り口を打ち出すことで企業や個人などの事業をより良くしていく為の方向性を確定することです。
つまり「売れる仕組みを作ること」になるわけなのですがとても重要なことといいますか、企業にとって利益を追求することは当たり前で存続させる以上、必須な業務になります。
企業にお勤めの方は今、現時点でしている自分の業務は上司であったり上層部や社長がマーケティングをして会社が意思決定して決まっているかと思います。
マラソンでもそうですが、ゴールが決まっていないと走れないですよね?
それと同じでとても大切な工程の1つになるのです。
マーケティングの流れはどんな感じなのか
それでは「マーケティング」の重要性がイメージして頂けたと思うのでここからは流れについて話していきます。
大きな流れはこのようになります。
1、分析
まずどんな市場があるのかを調査していきます。
また現時点で事業を行なっている場合は競合他社を認識することで自社の強み、弱みを改めて把握します。
これから勝負をかけていく市場を決めていく重要な工程で今後の市場の伸びや競合他社の確認をしっかりすることで地盤が安定させます。
逆を言うとここで傾いてしまうと新規事業が失敗になる可能性もぐっと高まるので時間をかけて慎重に進めた方がいいです。
2、セグメンテーション(市場の細分化)
参入する市場を決めた後に「そこにはどんなニーズ、需要があるか?」を調査、予測し実際に深掘りしていきます。
どのような年齢層が多いのか、また地域によって需要が異なるなど調べたデータを細かなグループ分けします。
例えば「ラーメンの商品開発」をするとした場合、頻度と年齢層の関係だったり、地域や年齢による好みの違いや価格帯などを分けていきどこにどのようなニーズが存在しているかを一目でわかるようにします。
3、ターゲティング
ここでは「誰の為に商品、サービスを作っていくか」を決定します。
つまり2番で細分化した市場の中で自社が最も有利にビジネスを運べる部分を決め、そこに存在する「ペルソナ(顧客像)」に対しどのような商品やサービスを提供していくか考えることこの工程の主旨になります。
国、性別、年齢(年代)、地域、職業、気候、行動習慣など細部までペルソナをイメージすることでマッチした商品、サービスを作ることができます。
4、ポジショニング
3番で決めたペルソナに対し、自社がどのようにアプローチしていくかをイメージして頂いたかと思いますが、ここでは競合他社と自社がどのように違うかをまとめます。
ペルソナにとって自社と競合他社の区別が明確でなおかつ自社の方が選ばれる要素が強いことが重要です。
ここまでくると商品、サービスのコンセプトも自ずと決まってくるのでキャッチコピーなどの商品特徴も明確にイメージできます。
5、マーケティングミックス(手段の決定)
これが最後になります。
ターゲットとなるペルソナ像が決まり、消費、サービスが決定したらどのような手段で提供するかを考えます。
店舗、代理店での販売なのか、通販なのか、訪問販売なのか、セットで販売するのか、特典や割引はあるのか など提供手段を考えていきます。
場合によっては1〜4まで考えていく段階である程度決まることもあると思います。
特に3番のペルソナを確定するあたりで行動パターンや価格帯などをイメージしていると思いますので
それにそった手段を取ればいいです。
現代に必要な+αの要素
マーケティングの流れはこんな感じになります。
現代ではそこに加えるべき要素、意識すべき要素が1つありましてそれは「購入後にどのような自己実現が可能となるか」です。
例えば「ダイエットビジネス」の場合、痩せる以上に痩せた後の喜びであったり、生活の変化をイメージさせることがとても大切です。
また「インスタ映え」も同じで商品を購入したりサービスを受け満足するよりも、それをSNSで発信することで他人から認められたり好意を得ることがペルソナの本当の動機であったりしますよね。
他にも高級車を買うことで他人から華やかに見られたいなど考えるとたくさんあると思いますが購入、サービス後の部分をイメージすることでより良いアプローチができるのではないでしょうか。
まとめ
事業を始めるに当たって「マーケティング」は最初に行う大切な工程になります。
どんな人にでも必ず役に立つスキルだと思いますしイメージしながら仕事に取り組むことで確実に良い方向に向かって行くと思います。
本を読むと少し難しいように書かれていたり見慣れない横文字が登場したりとあるかと思いますが原理や流れを中心に理解していくことで身についていきます。
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